こんにちは!
農家の娘の、田舎婚活アドバイザーの奥村です。
突然ですが、農家に嫁ぎたくない理由第二位が「農作業を手伝わないといけないと思うから」だって、ご存じでした?
(ちなみに一番は「義両親と同居しないといけなさそうだから」です)
でも農家に嫁入りしたからと言って、必ず長男の嫁は家業を手伝わないといけないのでしょうか?
専業主婦になったり、外で働いたりするのは許されないのでしょうか?
私の周りの農家に嫁いだ方の話や、現役農家の男性に聞いた話をご紹介しますね。
参考:田舎の婚活が難しい理由
※婚活で農家に嫁ぎたい方はこちら。
農家の嫁は、絶対に農作業の手伝いをしないといけないの?
確かに農家の嫁=農作業を手伝うというイメージがあって、
- 農家の嫁なのに、専業主婦になって働かない
- 農家の嫁なのに外で働いて、農作業は一切手伝わない
こんなことは決して許されないと思っていませんか?
実はこれって、全くの誤解です。
もちろん今でも農家に嫁入りする=家業の手伝いは必須と考えている家もありますが、多くの農家さんはハッキリ言って嫁不足で、嫁に農作業を手伝ってもらおうなんて考えを持っていると誰も嫁入りしない事は一番にわかっています。
むしろこちらの記事で紹介したように、義両親は私たちに「怪我したらいけない」などと気をかなり使われて農作業を手伝わせてくれない家もあるくらいですから、むしろ農業を手伝いたい女性の方が事前にしっかり聞いておかないといけないくらいです。
農家の嫁でも、外で働いたり専業主婦になって、家業手伝いをしていない方の話
結婚した当初は正社員として勤めていたので、仕事が休みの日に手伝いというよりも体験のような形では一緒に作業していました。そのうちに子供を妊娠してあまり動けない身体になり、出産後は子育てが忙しいことを理由にして手伝っていません。 私はもともと土いじりや虫などが苦手でした。夫もそれを知ったうえで結婚をしたので、もともと農業を手伝うとは期待していなかったと思います。手伝わずに会社勤めをしているお嫁さんが近所に数人いることも、夫や家族の理解につながっているのかもしれません。中途半端に手を出すと期待されてしまう、という意味では、最初から「手伝う気はありません」という意思表示をしておくことも大切だと思います。 |
私は公立の施設で働く正規の地方公務員です。就職活動で公務員試験に合格し、大学を卒業してからすぐにそこで働きだし、嫁ぐ前からずっと働いてきました。毎年少しずつですが昇進をかさね、給料も確実に上がっています。はっきり言って、公務員は犯罪を犯さない限りクビになることはありません。 定年がくるまで給料が上がり続ける安定した職業なのです。そんな公務員という職を辞めて農業をするのがいい、という選択肢は私にはありません。そういう理由があるので、義両親からも夫からも最初から私に農業を手伝えということは一切言われませんでした。ですから説得などはしていません。 |
ご両親は専業農家でした。結婚はお見合いで、主人は長男でしたが、はじめから『家業(農業)を手伝わない』のが条件でした。主人自身も元々農家の仕事が好きではなかったようでした。そう言った農家のかたは多いのではないでしょうか。 広大な敷地で農業(お米 大根 じゃがいも にんじん等)を作っています。ですが、繁忙期の稲刈りの時だけはお手伝いという形で手伝っていました。私は全く手伝ったことはありません。畑にも行きませんが、義父義母からは何も言われたことはありません。 |
季節の野菜を作る畑と田んぼがあるぐらいのお宅に嫁ぎました。畑は80歳のおばあちゃんがやってくれていて、義母も手伝っていないようです。田んぼは大変なのは田植えぐらいで、稲刈りはコンバインでやってしまいます。田植えや草刈りは旦那さんが出て行ってやっているので任せればいいと義両親が言ってくれました。 畑仕事で力仕事が必要な時は夫や義父が手伝っているので、私は呼ばれません。また夫は長男なのですが、次男の方が先に結婚しています。次男のお嫁さんは全くやらない人で、次男は土日休みではない仕事をしているので、畑仕事の時に仕事だと言って来ないこともあるそうです。長男である夫は何かあると手伝っているし、それに対して私も文句を言っていないので、義両親も私に手伝うようにはいいません。 |
わたしはヨガのインストラクターをやっています。結婚前からヨガのインストラクターをやっていてそのキャリアアップのために様々な資格を取りました。資格を取得することは簡単ではないですしそれなりに費用もかかりました。やっと取得した資格も定期的に更新する必要があります。 農家に嫁いで農作業を手伝わないのはあり得ないと初めは思っていたのですが、どうしてもインストラクターの仕事を諦めたくなかったので、自分の気持ちを正直に義理の両親へ伝えました。インストラクターの仕事でそれなりの稼ぎがありましたし、天職だという自信があったのでそれも併せて伝えたところ気持ちよく受け入れてもらえましたよ。夢を諦めなくて良かったです。 |
いかがでしょう?
こんな感じで、農家の嫁になる=農業を絶対に手伝わないといけないという価値観はもう過去の物になっていますし、初めにちゃんと同意してもらえていれば、あとあと「やっぱり手伝ってほしい」と言われることもありません。
ただ、実は最終的には自分の意思で農業をやってみたくなる方も多いんですよね。
私の知り合いの農家と結婚した女性も始めは一般企業に勤めていて、結婚当初は「家業は絶対に手伝わない!」と言っていましたが、今では楽しそうに農家の仕事を手伝っていいます(笑)
農作業を手伝ってほしいかどうかは、どちらのパターンの農家さんもいますので、自分に合った旦那様を探してくださいね。
ちなみに:農家の嫁は、みんな結婚前に農作業を経験したことがある人なの?
農家と結婚して幸せな生活を送れている人は、結婚前に農業を経験していたからではないかと心配になる方もいるみたいです。
ただ私の周りの話を聞く限り…結婚前の農業経験はマチマチですね。
例えば
- 祖父の菜園を手伝っていた
- 自分の庭で趣味程度に野菜を育てていた
- 親戚の農家の家に週末に手伝いをしていた
といった方もおりますが、農家の男性と付き合い始めてから初めて体験した方、また結婚するまで全く未経験だった方も多いです。
未経験でも、結婚後に農作業を手伝える?
もし本格的に農業をしたことが無くて、それでも農家の嫁として農作業を手伝いたい場合。
実際のところ、農業がどれくらい大変か気になると思います。
なんせ男性でも大変だと言われているのに、未経験の女性が出来るものなのか不安ですよね。
もちろん農業は決して楽ではなく、虫が出てきたり、天候に左右されたり、育つまで手間がかかったり、収穫後も売るなり配るなりする工程があったりします。
それに農作業は、夏は暑くて冬は寒いです。
ただ昔と比べると機械化も進んでおり、例えば夏の稲植え、稲刈りなどは人間が手作業ですることはほぼなく、夏は長期でゆっくり出来ることが多いです。
トラクターや田植え機、コンバインなんかも発達しておりますし、農協でも安く借りられます。
重いものを持ったり運んだりするのも機械がしてくれる時代なので、田舎が好きな方であれば、そんなにつらくないと思います。
農家の嫁に資格が必要かどうか紹介したコラムでも触れましたが、農業はとにかく経験なので、慣れれば出来ない人はいないと思います。
もしどうしても手伝えなくても、例えば収穫期や作付けなどの人手が必要になるときに、出来ることだけでも手伝うと大変喜ばれます。
いずれにせよ、農業未経験でもご主人や義両親が丁寧に教えてくれるので心配ないと思いますよ。
農家と結婚したいなら賢くマッチングアプリを活用しよう
本記事をご覧になっても、「やっぱり農家に嫁ぎたい」「農家の男性と結婚したい」という気持ちがある方にはマッチングアプリを活用した婚活がおすすめです。
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- そんな男性のもとに嫁ぎたい女性、田舎に移住したい女性
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男性側だって地元に自信があるのであれば、どんどん”農家に嫁ぎたいなぁ”と思っている都会の女性にアプロ―チ出来ます。
つまり住んでいる地域が全く関係ないので、全国の農家の男性・もしくは農家に嫁ぎたい女性が、互いに結婚相手の候補になれるのです。
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